Archive for the 'イベント案内と活動報告' Category
プラネタリウム番組
南極大陸 宇宙に開かれた窓
愛媛県総合科学博物館の今年の夏のテーマは、南極です!
南極をテーマにした夏の特別展に合わせて、
プラネタリウム番組「南極大陸 宇宙に開かれた窓」の制作を行っています。
5月のある日、東京都内 スタジオ
番組のナレーション収録のため、エス・シー・アライアンスを訪れました。
国立極地研究所 広報室長 川久保守さん、
3度南極を訪れたジャーナリスト阿部幹雄さん
の監修のもと、ナレーションの収録を行いました。
ナレーションは、一龍斎春水さん(麻上洋子さんとして『宇宙戦艦 ヤマト』の森雪の声などでご活躍)
にお願いすることができました!
今までの『文字』シナリオが『音』として彩られていく様子に、感動…!
ただ、収録現場では感動…!しているヒマはなく、
制作の鈴木さん(五藤光学研究所)、音響の前島さん(エス・シー・アライアンス)のもと、
頭の中で映像や演出を想像し、イメージのすり合わせを行っていきます。
ジャーナリスト・阿部さんの声などは宮林康さんにお願いしました。
写真は、宮林さん(左)と阿部さん(右)
宮林さん「ご本人の前で、声を演じるのは初めての経験で…」
阿部さん「さすが、プロの仕事です」
一龍斎さん、宮林さんには、難しい(と、私には思える)ニュアンス的な要望も、即座に表現していただきました。
本当にありがとうございました。
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午後からは、おもに番組内BGMの選定を行いました。
頭の中で、「一龍斎さんのナレーション」と「番組の映像」と「効果音」を同時に想像しながら
BGMを選んでいきます。
各シーンのイメージから、事前に3曲程に絞っていただいているんですが…
光澤「???むずかしいッス…」
小林学芸員「プロが選んでくれてるからどれでも『正解』。大丈夫」
五藤光学 鈴木さん「このシーンは●●なので、こちらのほうが」
かなり時間をかけてしまいましたが、BGMの選定は(ほぼ)終了です。
番組は、様々な分野の『プロ』の仕事によって、
ひとつひとつ、作りあげられていくことを、実感しました。
プラネタリウム番組南極大陸 ~宇宙に開かれた窓~
は、平成25年 7月13日(土)、特別展オープンと同時に投影開始予定です。
(企画普及グループ 光澤)
3階科学技術館の『サイエンス工房』では、毎月第2・4土曜日や様々な記念日にワークショップを開催しています。
ボランティアも毎回募集していますので、興味がある方は活動の申し込みをお願いたします。
最新の情報はHPでの確認をお願いいたします。
(企画池田)
2月4日から8日にかけて(火曜日は休館日でお休み)
新居浜工業高校の生徒4名がインターンシップ(就業体験)を行いました。
インターンシップで頑張ってくれたみなさん、4日間お疲れさまでした。
博物館ならではの仕事を体験されて、より博物館の事を理解できたのではないでしょうか。
この経験を今後にぜひ活かしてください。
また、期間中に来館いただいていた皆さま、生徒を温かい目で見守ってくださり、
本当にありがとうございました。
(企画 岩本)
◆古生物おみくじのその後◆
改めまして、あけましておめでとうございます。
博物館は1月2日より開館し、たくさんの皆さんに「初・科学」をお楽しみいただきました。
新春プレゼント、凧作りや化石発掘、恐竜クイズ…とイベントが盛りだくさんだった冬休みですが、
そんな中、地味~に開催していたのが…
「古生物 おみくじ」 です。
常設展示室4階に設置した、おみくじコーナー
おみくじには「今年のあなたの古生物」とちょっとしたメッセージが書いてあります。
例えば…
トリケラトプス
やったね!3本のツノとフリルがおしゃれなトリケラトプス。
おしゃれにも力を入れると、いい事がある!?
…という感じです。
科学的な根拠や、ご利益はありませんが…
皆さんが 古生物(昔、地球にいた生き物たち)に親しみを持ってもらえるような内容をいっしょうけんめい考えて作っています。
『自分の今年の古生物』を展示室内で探して、おみくじを くくれるようにしてみました☆
たくさんおみくじがくくられている様子を見ると「楽しんでくれたのかな~」と嬉しくなります。
さて、この博物館オリジナルの古生物おみくじですが、冬休みの終りに、スタッフで片付けを行いました。
大事に集めたおみくじを…
学芸課の真鍋係長のお家に持っていきます。
(真鍋係長は、なんと!三島神社の神主さんなのです)
神社で「おはやし」をしてもらいました。
たくさんの皆さんが 博物館で 自然科学を楽しんでくれる 良い1年になりますように。
今年も愛媛県総合科学博物館をよろしくお願いいたします。
(企画普及グループ 光澤)
皆様、あけましておめでとうございます。
博物館は今年も1月2日より開館し、『新春初科学2013』と銘打って様々なイベントを開催しました。
エントランスでは、昨年に引きつづき「化石を発掘しよう-木の葉化石編-」を開催しました。
化石の原石からはたくさんの木の葉の化石が発掘されたようです!!
この化石原石は、
栃木県那須塩原市に昔あった湖に堆積したものです。
よく見ると、白色の層と茶色の層の縞模様がみえますが、
この2層がペアで1年間に堆積したものです。
昔は山の中にあった湖なので、植物の化石だけでなく、
湖の周辺に住んでいた、昆虫や魚などの化石も産出します。
通常、水の中に堆積した木の葉はすぐ分解されるので、
なかなか化石として残りにくいものです。
このように大量にそして綺麗に化石として産出するのは、
全国的にみてもめずらしいとおもいますよ。(企画 岩本)