Archive for the 'イベント案内と活動報告' Category
さて、化石の入ったペーパウェイトの石灰岩
続いては、高知県中西部の佐川盆地&横倉山の石灰岩になります。
佐川盆地は、西南日本外帯(秩父帯)の典型的な地質構造をした地域で、
地層が複雑に入り組み、さまざまな岩石や化石が見られます。
南北5kmの間に、シルル紀(約4億3000万年~)から白亜紀(約9800万年~)までの約3億年分の地層が見られ、
場所によっては、200m進むだけで、地層の年代が1億年違うところもあります。
古くから化石採集のメッカとして非常に有名です。
ここでは佐川地質館の学芸員溝渕さんに鳥ノ巣層群と横倉山の石灰岩をわけてもらい、
さらに化石採集にも連れていって頂きました。
※鳥ノ巣層群
ジュラ系の石灰岩です。サンゴやウニの化石がたくさん入っています。
割ると油のにおいがするのが特徴(なぜでしょう?当日聞いてみてね)
※横倉山の石灰岩
三葉虫!やサンゴの化石が入っています。ここのサンゴは日本最古のサンゴの化石として有名です
他にも栃木県葛生産の石灰岩など化石好きがみたらよだれがでてきそうな石灰岩をそろえております。
5月26日は磨いて、磨いて、化石をさがして、化石模様が美しいペーパーウェイトを作ってみよう!!!
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「化石の入ったペーパーウェイト」
日時:5月26日(土)10:00-12:00/13:30-16:00
場所:博物館 サイエンス工房
※参加無料(常設展示観覧巻が必要になります)
※材料がなくなり次第終了となります(先着50名程度)
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(企画普及グループ 岩本)
さあ、いよいよ明日は日食の日です。
天気が心配ですが、泣いても笑ってもチャンスは一日限り。
悪天候の場合も含めて、日食グラスを使って見た太陽の様子について、全国規模で報告が呼びかけられています。
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「みんなで日食マップを作ろう!」
■報告先ホームページ
- 携帯・スマートフォン http://www.eclipse2012.jp/m/
■報告内容
- 場所(携帯・スマートフォンはGPSで。PCからは住所入力や地図をクリック)
- 名前(公開、非公開選べます)
- 見え方 「リングになった」「欠けたまま」「わからない」の三択
- お天気 「晴れ」「薄曇り」「厚い雲または雨天」の三択
- コメント(あれば)
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報告の受付時間は、日食当日21日の 7時00分 ~ 21時00分。 15時までの分は、リアルタイムで、サイト内のマップに反映されるようです。
月曜日の朝、通勤・通学中の時間の方も多いと思います。日食メガネを正しく使うだけでなく、交通安全にもちゃんと気を配って、観察に挑戦して下さいね。
いよいよ3日後に迫った日食ですが、安全のために準備していた日食グラスが運悪く粗悪品だった場合、大きな危険が予想されます。
別エントリーでも関連のニュースを紹介しましたが、重要なニュースなので、こちらの別エントリーにて。
一部粗悪品が出回っているといわれる日食観察用のグラスですが、実際に検査の結果不適切とされた具体的な商品が公表されています。
【注意】日食観察には不適切な商品です↓→
■「日食観賞用グラス」(販売元:デメテル株式会社)
詳しい情報は http://www.solar2012.jp/ にてご確認を。
どうぞご注意ください。
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なお、当館の巡回展ワークショップコーナーで使用している「日食観察安全シート」は、JIS規格:T-8141 で遮光度番号14相当のものです。
標準とされている、遮光度番号13よりも、さらに厳しい基準に準じています。
地質の日関連イベント 第3弾は
「化石の入ったペーパーウェイト」です。
化石の入った日本各地の石灰岩が材料になります。
まずは日本一のカルスト台地で有名な秋吉台。
秋吉台は国定公園に指定されているため厚東川より東では岩石の採集はできません。
そこで今回は秋吉台科学博物館様より、貴重な岩石をわけて頂きました。
(秋吉台科学博物館 http://www.urban.ne.jp/home/akihaku/)
今回わけて頂いた岩石は「ウズラ」と呼ばれている岩石で
約3億年前!!の腕足類の殻が密集して入っています。
学芸員の藤川さんの話ではアンモナイトがはいっている可能性もあるそうです。
みんなも岩石を研磨して
きれいで生物進化の歴史を感じることのできる化石入りペーパーウェイトを作ってみよう!!
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「化石の入ったペーパーウェイト」
日時:5月26日(土)10:00-12:00/13:30-16:00
場所:博物館 サイエンス工房
※参加無料(常設展示観覧巻が必要になります)
※材料がなくなり次第終了となります(先着50名程度)
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(企画普及グループ 岩本)
5月10日は『地質の日』でした。
これは、5月10日が
☆ライマンらによって日本で初めて広域的な地質図、200万分の1「日本蝦夷地質要略之図」が作成された日(明治9 (1876))
☆地質の調査を扱う組織 (内務省地理局地質課) が定められた日(明治11 (1878))
であることにちなんでいます。
5月はここ愛媛県総合科学博物館でも地質の日関連イベントとして、
様々なイベントを企画しております!!!
その第1弾は「きれいな石のペーパーウェイト」
今回用意した岩石は四国中央市の関川で採集された「ザクロ石角閃片岩」。
高圧の変成をうけた大変珍しい岩石です。
ザクロ石の英名はガーネット。1月の誕生石です。
まさに宝石入りですね。
当日は大変なにぎわいでした。
作れなかった皆様ゴメンナサイ
もっとつやを出したいかたは
磨き液(ピカ○ル金属磨き)や極細粒のコンパウンドを使って丁寧に磨いて下さい。
さらに美しいペーパウェイトが完成するはずです☆
第2弾は「はくぶつかんジオツアー」
総合科学博物館の地学展示を学芸員が楽しく解説します。
開催は5月20日(日)。こちらもぜひよろしくお願いいたします。
(企画普及グループ 岩本)