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学芸員体験 科学博物館のお仕事~3日目~
2012年1月29日(日)に四国理系女子会 Science Girlsの第2弾、科学博物館のお仕事 学芸員体験の3日目を実施しました。
(学芸員体験1日目の様子:こちら)
(学芸員体験2日目の様子:こちら)
学芸員体験は、
●A 自然コース
●B 科学工作コース
●C 科学実験コース
●D 産業コース
●E プラネタリウムコース
5つのコースに分かれて、理系のお仕事、学芸員体験を行っています。
この日は●C 科学実験コースと>●E プラネタリウムコースのドキドキの発表の日でした。
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●C 科学実験コース「あなたも実験名人♪チャレンジおもしろサイエンスショー」
展示室の目玉イベント、サイエンスショーに挑戦するコースです。
この日のサイエンスショーは「電気の作り方ABC」というテーマで、13:00~と15:00~の2回行われます。
女子中高生たちの実演は、主に15:00~の回です。
サイエンスショーまでに、実験をしっかり理解して、練習します。
そして本番!お客さんを前に、ちょっと緊張気味でしょうか。
サイエンスショーは、お客さんとのやり取りや臨場感が大切。
子どもたちの科学を楽しむ笑顔に、テンションも上がります↑笑いや身近さを加えて…科学的な解説もしっかり紹介。
サイエンスショーは大成功!ショーの後も、たくさんのお客さんに体験してもらうことができました。
サイエンスショー終了後は、お疲れさま会&反省会。指導担当の進学芸員から自身の体験からの女子中高生に向けてアドバイスと「学芸員として、一緒に博物館を盛り上げてくれてありがとう!勉強など…大変だけどがんばってね!」という激励がありました。
〈参加者の感想〉
「理系を好きになると同時に、同志の人に触れることができてよかった。また参加したい。」
「たくさんの人の前で話す時、すごくかんだけど、楽しくできました。いい経験になりました。」
「(参加者の保護者)子供が生き生きと体験している様子は、将来自分の好きな道を仕事にするよろこびを体験しているようでした。そのために、今を大切にすごしてほしいと思いました。」
学芸員のサイエンスショーという「理科のおもしろさを伝える仕事」を、参加者の皆さん自身も生き生きと楽しく体験できたようです♪
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●E プラネタリウムコース 「チャレンジ♪星空案内人」
プラネタリウムコースは、みんなで今の時期見えている冬の星座や惑星を紹介するライブ投影にチャレンジします。
投影は 12:00~(中学生グループ)、14:00~(高校生グループ)に分かれて行います。
真っ暗な中で、声だけで案内するプラネタリウムの解説は、話すスピードやわかりやすい言葉選びが大切です。
まずは、それぞれ自分の担当の星や星座の紹介文の発表から始めました。
プラネタリウムに移動し、お客さんへの接客も体験しました。
プラネタリウムで投影前の練習をします。ちょっと緊張している様子。
お客さんに伝えたい!みんな真剣です。
それでは、本番です!結果は…大成功です!
練習通り(それ以上?!)に、落ち着いて、星空を案内することができました。
投影終了後のお疲れさま&反省会の様子。みんなで1つの投影をがんばって作った!ということで、違う学校・学年の人とも自然と仲間になれました。
〈参加者の感想〉
「とっても貴重な体験をできてよかったです。それに先輩としゃべることができたので、とてもよかったです。将来どうなるかまだ分からないけど参考にしたいです。」
「ちょうど理科で天体を勉強する時とかさなり、ものすごく学校の授業にも興味が持てました。これからも星を見上げていきたいと思います。」
「とても楽しかったです!自分も学芸員になってみたいなと思いました。」
プラネタリウムの満天の星空の下で、自分の考えた解説をする…というなかなかできない体験を大切にしてくれて、とても嬉しく思います。
引き続き「学芸員体験」の女子中高生のがんばりは、↓こちら↓でお披露目されます。
暖かい応援をよろしくお願いいたします!
◆館内での成果発表のスケジュール◆
A 自然コース 「アンモナイトチョコを作ろう♪」
●2012年2月12日(日) 13:30~15:30
理系女子交流会 「理系の先輩と語ろう」サイエンスカフェ内にて、アンモナイトクッキー披露♪
※参加は申込が必要。申込はこちら
D 産業コース 「のぞいてみよう♪学芸員の裏のお仕事」
●2012年1月8日(日)以降~
常設展示室 3階 科学技術館入口付近に展示パネル設置
※常設展示観覧券が必要
E プラネタリウムコース 「チャレンジ♪星空案内人」
● 2012年2月12日(日)12:00~グループ3ライブ投影+ユニバース
※プラネタリウム観覧券が必要
(企画普及グループ 光澤)
四国理系女子会 Science Girls とは…
『女子は理系が苦手…?』
『理科は好きだけど…私が理系に進学して、
どんな人生になるのか、想像がつかない』
進路や夢に迷う、女子中高生の皆さんに理系分野の楽しさを知ってもらうために実施する事業です。
この事業は独立行政法人 科学技術振興機構(JST)の平成23年度「女子中高生の理系進路選択支援事業 」として採択されました。
本日、伊予市の大谷池で、自然観察会「カモの観察」を開催しました。(参加者のみなさん、寒い中お疲れさまでした!) 講座の様子を、このブログでも写真と共にご紹介します。
観察を始める前に、まず少し予習を。この池で見られる鳥の見分け方などを、写真であらかじめ確認します。
そして、まずは比較的人に慣れているカルガモの観察からスタート。水から上がって休んでおり、動かないので、双眼鏡の練習にもちょうど好都合です。 ちなみに、大谷池にはこんな動物も…
そして、望遠鏡も使って、向こう岸のほうにいるカモたちも観察。
その後、場所を移動してさらに観察を続けます。池の南側のほうに位置するえひめ森林公園は、無料で泊まる事ができるロッジもあり、自然を満喫できるとてもステキなところです。
道の補修工事が行われていたため、ちょっと険しいう回路を通って、次の観察スポットへ。
何気にダイナミックな地層が見えていたり、冬の薄暗い太陽の光が景色の優しい色合いを演出していたりして、寒いながらも自然を満喫できました。
最後に、森林学習展示館にて、観察した鳥について復習したり、観察の際の注意事項などをおさらいしたりしました。 この展示室、ご覧のように、標本をはじめ野鳥に関する情報がほんとうに充実しています。木の枝や木片、木の実などを使った自然工作の作品もたくさん置いてあったり、まさに自然に親しむためのとっておきの施設ですね。
近年は、渡ってくるカモの数が少なくなっており、今シーズンも例外ではないようです。いろいろな種類のカモが見られましたが、多い年は今日よりもはるかに多くの数のカモがやってきていた、とのこと。 自然の中に生きる動物たちの立場になって考え、彼らの邪魔をしないように気をつけながら、これからもいろんな自然の姿を見ていきたいものです。
(この塩原湖成層は日本の地質100選にも選ばれていますヨ)
昆虫の化石の発掘に成功する参加者もいました!
参加して頂いた皆様、ありがとうございました!!
この場を借りてお詫び申し上げます。
(企画 岩本)
学芸員体験
科学博物館のお仕事~2日目~
2012年1月8日(日)に、四国理系女子会 Science Girlsの第2弾、科学博物館のお仕事 学芸員体験の2日目を実施しました。
(学芸員体験1日目の様子はこちら)
学芸員体験は、
●A 自然コース
●B 科学工作コース
●C 科学実験コース
●D 産業コース
●E プラネタリウムコース
5つのコースに分かれて、理系のお仕事、学芸員体験を行っています。
この日は●A 自然コースと●D 産業コースの体験2日目でした。
●A 自然コース 「アンモナイトチョコを作ろう♪」
1日目に作ったアンモナイトの型を使って、お菓子を製作しました。
〈参加者の感想〉
「とても楽しく化石のことについて少しでも理解を深めることができました。自分の作った型を持って帰るので、家でも作ってみたいです。」
「アンモナイトとかの歴史とかクイズとかおもしろく分かってよかったです。こういう機会があったらまた来たいと思いました。」
「新しい友達もできて、いい勉強にもなりました。楽しくできたので良かったです。たくさんの人と交流できました。」
化石に関することから理系分野の楽しさ、学芸員の仕事や自分の将来、同じ境遇の友達、おいしいクッキーやチョコ♪…など参加者のみなさんにとって、色々なものが得られる楽しい体験であったことを嬉しく思います。
D 産業コース 「のぞいてみよう♪学芸員の裏のお仕事」
産業コースは1日目に引き続き、古い日誌の解読に挑戦です。
それぞれ解読してきた文章(宿題!)を持ちあい、一緒に読み解いていきます。
曽我部右吉の日誌を手掛かりに、産業史を探っていきます。
午後からは研究室で、わかったことをまとめ、展示パネルを製作しました。
慣れないパソコン作業もみんなでがんばって、パネルを仕上げました。
〈参加者の感想〉
「文系の力も必要とする仕事だったので大変だったけど、やりがいを感じられました。」
「最初はずっと緊張していたが後の方になると仲良くなることができたのですごく楽しくすることができました。」
「学芸員の仕事はとても楽しそうだけど、大変そうでした。でもたくさん勉強してなってみたいなと思いました。」
研究の大変さをみんなで体験し、充実感と結束力?で、最後にはとっても楽しそうだった産業コース。
『普段は見られない学芸員の裏のお仕事』の大変さの中に、やりがいや楽しさも見つけてくれたようです。それぞれのお仕事は「理系」「文系」と2つに分けられるものじゃなく、色々な考え方、力が必要なようです。
四国理系女子会 Science Girls「学芸員体験」の女子中高生のがんばりは、↓こちら↓でお披露目されます。
暖かい応援をよろしくお願いいたします!
◆館内での成果発表のスケジュール◆
A 自然コース 「アンモナイトチョコを作ろう♪」
●2012年2月12日(日) 13:30~15:30
理系女子交流会 「理系の先輩と語ろう」サイエンスカフェ内にて、アンモナイトクッキー披露♪
※参加は申込が必要。申込はこちら
C 科学実験コース 「あなたも実験名人♪チャレンジおもしろサイエンスショー」
●2012年1月29日(日) 13:00~13:20/15:00~15:20
常設展示室 3階 科学技術館 実験ショーコーナーにて
※常設展示観覧券が必要
D 産業コース 「のぞいてみよう♪学芸員の裏のお仕事」
●2012年1月8日(日)以降~
常設展示室 3階 科学技術館入口付近に展示パネル設置
※常設展示観覧券が必要
E プラネタリウムコース 「チャレンジ♪星空案内人」
●2012年1月29日(日)12:00~グループ1ライブ投影+ユニバース
14:00~グループ2ライブ投影+銀河鉄道の夜
●2012年2月12日(日)12:00~グループ3ライブ投影+ユニバース
※プラネタリウム観覧券が必要
(企画普及グループ 光澤)
四国理系女子会 Science Girls とは…
『女子は理系が苦手…?』
『理科は好きだけど…私が理系に進学して、
どんな人生になるのか、想像がつかない』
進路や夢に迷う、女子中高生の皆さんに理系分野の楽しさを知ってもらうために実施する事業です。
この事業は独立行政法人 科学技術振興機構(JST)の平成23年度 「女子中高生の理系進路選択支援事業 」として採択されました。
プラネタリウムのライブ投影、いろいろと頑張っております。
年末にはクリスマスイベントに合わせて、45分全編オリジナルシナリオ「Christmas Night Story ~宙(そら)からのおくりもの~」を制作しました。様々な表情を見せる空模様や宇宙へ馳せる思い、などを様々な宇宙映像で表現したほか、星座の世界でのサンタクロース探しなどクリスマスならではの内容も盛り込みました。多くの方に見て頂き、いろんな嬉しいコメントもいただけて感激です★
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そして、今月1月も、定例ライブ投影を本日1月8日(日)と明日1月9日(月・祝)に行います。
今回のテーマは「2012年 天文ハイライト」
5月21日の金環日食をはじめとして、ことしは数十年に一度くらいの珍しい天文イベントなどがたくさんあるのをご存知ですか?
実際のライブ投影では、スペースシミュレーターを用いて宇宙から星の動きを見たり、地上から見た時の現象の様子を再現しています。こちらのブログでは、投影で取り上げている注目イベントをご紹介しようと思います。
- 3月6日(火) 火星が地球に最接近
- 2年2か月ぶり。ただし、今回は「小接近」で、2020年の『大接近』と比べると今年は倍くらいの距離。 ちなみに、夕方には、西の空で火星以上に明るい金星と木星が(見かけ上)接近中。
- 5月21日(月)朝 金環日食
- 【観察には、太陽観察グラス等が必要】 日本では25年ぶり!東京・大阪・名古屋などでも見られるため、今後非常に注目されるはず。
- 6月4日(月)夕方 部分月食
- ほんのささやかな部分月食なので、見てもあまり分からないかも。
- 6月6日(水)朝~昼 金星の太陽面通過
- 【観察には、太陽観察グラス等が必要】これを逃すと、次のチャンスは2117年!? 次回を見る自信がない人は、今回見るしかない><
- 7月15日(日)昼過ぎ 木星食
- 日中なので、望遠鏡が必要
- 8月12日(日)-13日(月) ペルセウス座流星群が極大
- 3大流星群の一つで、今年は条件も良好。期待できそうです。
- 8月14日(火)未明 金星食
- 23年ぶり。金星も明けの明星として、非常に明るいので、観察には絶好のチャンスです。(ただし、朝の3時頃に起きていれば、の話ですが^^;)
- 10月下旬(20日頃) さそり座の1等星アンタレスと火星が接近
- 赤くて明るい二つの星が、かなり接近します。日の入り直後の西の空で見られます。
- 12月13日(木)-14日(金) ふたご座流星群
- 絶好の条件。天気が良ければ一晩中流れ星が見られそうですが、とくに日付が変わってから一番期待できます。防寒対策をお忘れなく。
楽しみなイベントが盛りだくさんですが、まずはぜひ!ライブ投影にて、プラネタリウムの体感型演出で、これらのビッグイベントをお楽しみください。