皆既月食、天気にも恵まれて、きれいに見えましたね!!
プラネタリウムでは、ライブ解説にて月食に関するお話も紹介しました。
12/10(土)は宇宙に飛び出して月食中の地球や太陽、月の位置関係を見る、という、デジタルプラネタリウムの機能を生かした映像を紹介しました。
そして本日12/11(日)、実際の皆既月食の様子を撮影してくれた方の写真を、プラネタリウムでも紹介しました。
データを届けてくれたのは、当館の友の会天文クラブの方や、愛媛大の天文学研究会の学生さん、計4名の方たちです。 みなさん、深夜の撮影の直後に、データをパソコンに取り込み、人によっては編集もした上で次の日の投影のためにメールで送ってくれたのですが、そのおかげで、皆既月食の半日後の投影で、プラネタリウムを見に来てくれたお客さんたちにも紹介する事ができました☆ スピーディーで、しかも量も質も期待以上の素晴らしいものを送っていただき、個人的にも本当にうれしかったです^^
改めて、昨晩の撮影お疲れさまでした。そして、プラネタリウムでも無事、というか期待以上の内容で紹介する事もできました。ご協力いただき、本当にありがとうございました。
さて、ではではその投影で紹介した写真を、このブログでも紹介させてください!
↓こちら↓から、スライドショー(動画)をご覧いただけます。 [.wmv形式 & .mov形式/それぞれ数MB程度]
★友の会天文クラブ 伊藤さん [wmv ・ mov]
★友の会天文クラブ 石川さん[wmv ・ mov]
★友の会天文クラブ 徳永さん[wmv ・ mov]
★愛媛大学天文学研究会 柿澤さん[wmv ・ mov]
月の位置を固定して、時間ごとに撮影された月の写真を見ていくと、月面上を包みこんでゆく地球の影が!!
写真で見る月食って、実際の空で見るものとは、また違った面白さがあるんですねぇ。こういう映像に触れると、地球という星の存在、月や地球が確かに動いているんだ、という、なんていうかずっしりとした実感があります。
11年ぶりの好条件と言われた今回の皆既月食、天気にも恵まれて良かったですね。
次に、皆既月食が国内で見られるのは2014年10月8日(リンクは、「つるちゃんのプラネタリウム」の関連ページ)。
10月なら、今回ほど寒くなく、また時間もそれほど遅くないので、その意味では観察しやすそうですね。しかし、高度がそれほど高くないのが、ちょっと心配ではあります。今回と同じように、夜空のど真ん中で見られる好条件の機会は、2018年1月31日となります。
今年注目度No.1の天文イベントを終えたら、その先に見据えるのは、来年2012年5月21日の金環日食ですね。
残念ながら、愛媛の科学博物館は位置的にギリギリ金環日食にはならなさそうなのですが、それでも非常にダイナミックな部分日食が見られます。新居浜・西条あたりにお住まいの方でも、ちょこっと南の方へ足を延ばせば、太陽の中にすっぽり月が収まって見える金環食の状態で見る事ができますね。
非常に楽しみなイベントなのですが、月食を見るときとは違った注意点があります。それは、(日食中であっても)太陽観察用グラスを使わないで太陽を見てはいけない!ということ。目で見える光以外でも、太陽からの赤外線や紫外線などが多く目に入ってしまうと非常に危険です。
博物館でも、来年の春ごろには、金環日食の楽しみ方や、観察の際の注意事項をお伝えするようなイベントをぜひ企画していきたいと思います。天文イベントファンの方も、ミーハーでなんとなく噂になっているイベントを見逃したくないかも、という人も、そんな博物館での関連企画などにも機会があればぜひ参加して下さいね。
(企画 井上)
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