現在、当博物館では企画展「剥き出しの地球 南極大陸」を開催しています(6月5日まで)。
この企画展では、
南極のセール・ロンダーネ山地地学調査隊にフィールドアシスタントとして参加した
松山市出身の写真家、阿部幹雄氏が撮影した南極の写真と共に
様々な貴重な南極の資料が展示してあります。
今回はその中でも隕石の展示について紹介します。
南極では多くの隕石が発見されています。
これは、南極に多くの隕石が落下してくるのではなく、
南極のとある場所に、落下した隕石が集まる仕組みがあるからです。
なんと、南極で日本は2000年までに16200個の隕石を発見・採集しています!
今回の企画展でも多種多様な隕石を展示しています。
なかでも「火星起源の隕石」と「月起源の隕石」は非常に珍しく、
地球にいながら月や火星のことを知ることができる学術的にも大変貴重な隕石です。
火星起源の隕石
月起源の隕石
この機会に、実物の「火星起源の隕石」と「月起源の隕石」をご覧になってはいかがでしょうか。
(企画普及 岩本)
地質(ちしつ)という言葉をごぞんじですか?
なじみがあまりないかもしれませんが、
地震などの災害も「地質」が関係していますし、
皆さんが住んでいるこの大地も「地質」です。
実は社会と深くかかわっている「地質」を身近に感じてもらうために、
2008年に5月10日が「地質の日」として制定され、
毎年5月8日の前後には各地で「地質」関係したイベントが開催されています。
当館でも5月8日に「地質の日」関連イベントを企画しています。
その1 化石をさがそう!
石や砂の中から、本物の貝などの化石のかけらを探します。
見つけた化石はプレゼント。化石のクリーニング体験もできます。
日時:5/8(日)10:00~12:00、13:30~16:00
※試料がなくなり次第、終了致します
場所:愛媛県総合科学博物館エントランス
参加:無料(申込不要)
運が良ければ、こんな化石をGETできるかも?
博物館職員が実際に採取してきました
その2 きれいなアンモナイトのレプリカをつくろう
お湯でやわらかくなる樹脂を使って、きれいなアンモナイトのレプリカを作ります。
日時:5/8(日)10:00~12:00、13:30~16:00
※材料がなくなり次第、終了致します
場所:愛媛県総合科学博物館エントランス
参加:無料(申込不要)
リアルだけどカラフルなアンモナイトのレプリカです
その3 博物館で「ちがく」クイズラリー
愛媛県総合科学博物館には、たくさんの「地学」の展示があります。
展示を見ながらクイズに答えて、地学博士をめざそう!!
日時:5/8(日)9:00~17:30
場所:愛媛県総合科学博物館 4F自然館
参加:無料(参加には常設展示券が必要となります)
この機会に博物館で「地質」を身近に感じてみませんか。
(企画普及グループ 岩本)
博物館展示室のメンテナンス。
なかなか目にすることは少ないかもしれません。
今日は、そんなメンテナンス作業を少し紹介します。
四階、自然館に「鹿島 海の自然」と「石鎚山のブナ林」という展示があります。
ジオラマで自然風景を再現した、迫力あり、よく見るといろいろな発見がある展示です。
この展示の電球交換は、なかなか骨の折れる仕事ですが、
今回は蛍光灯を「冷陰極管」といって非常に長寿命の電灯に交換しました。
「鹿島 海の自然」は展示してあるサンゴをのけないと電球が交換できません。
「石鎚山のブナ林」は地面が平らでなく、脚立を立てる際に苦労しました。
海底から顔を出している職員がいますよ
このようにして、常設展示室は皆さんが観覧しやすいよう人知れずメンテナンスされています。
(企画 岩本)
毎月 第2日曜は ★ライブ投影★ の日
※GWライブ投影スケジュール変更しました(4/30 更新)
平成23年度がスタートしました。
春休みからプラネタリウム 幼児向け番組
「ほしのくにでみつけた たからもの」が始まりました。
みんなで 「♪そらへ ごー!ごー!」
「HAYABUSA―帰還編―」も好評投影中で、
小さいお子さんから大人まで楽しめるラインナップになっております。
さらに!
昨年度はイベント時に開催していたプラネタリウム★ライブ投影★を
今年度より、イベント時だけでなく、月に1回 定期的に開催します。
プラネタリウム★ライブ投影★は
・毎月 第2日曜とイベント時に開催
・「今日の星空」を舞台に色々なテーマを月替わりで紹介
・時間は約15分間
・各時間帯のオート番組(後半)とセット
(普段はオート番組「季節の星座」を投影している時間帯です)
=★ライブ投影★ スケジュール(4~6月)=
4月のライブ投影…平成23年 4月10日(日)
◆今日の星空~北の夜空と2匹の熊◆
10:30~ 今日の星空 ライブ投影(15分)+星の森(30分)
12:00~ HAYABUSA 帰還編(45分)
14:00~ 今日の星空 ライブ投影(15分)+銀河鉄道の夜(30分)
16:00~ HAYABUSA 帰還編(45分)
GWのライブ投影…平成23年 5月 3日(火)
◆GW特別投影~春の星座と土星◆
10:30~ 季節の星座(15分)+星の森(30分)
12:00~ HAYABUSA 帰還編(45分)
14:00~ GW特別投影 ライブ投影(15分)+銀河鉄道の夜(30分)
16:00~ HAYABUSA 帰還編(45分)
17:30~ GW特別投影 ライブ投影(15分)+銀河鉄道の夜(30分)
GWのライブ投影…平成23年 5月 4日(水)
◆GW特別投影~ペアで覚える星や星座◆
10:30~ 季節の星座(15分)+星の森(30分)
12:00~ HAYABUSA 帰還編(45分)
14:00~ GW特別投影 ライブ投影(15分)+銀河鉄道の夜(30分)
16:00~ HAYABUSA 帰還編(45分)
17:30~ HAYABUSA 帰還編(45分)
GWのライブ投影…平成23年 5月 5日(木)
◆GW特別投影~ペアで覚える星や星座◆
10:30~ 季節の星座(15分)+星の森(30分)
12:00~ HAYABUSA 帰還編(45分)
14:00~ GW特別投影 ライブ投影(15分)+銀河鉄道の夜(30分)
16:00~ HAYABUSA 帰還編(45分)
17:30~ GW特別投影 ライブ投影(15分)+銀河鉄道の夜(30分)
5月のライブ投影…平成23年 5月 8日(日)
◆今日の星空~土星を見つけよう◆
10:30~ 今日の星空 ライブ投影(15分)+星の森(30分)
12:00~ HAYABUSA 帰還編(45分)
14:00~ 今日の星空 ライブ投影(15分)+銀河鉄道の夜(30分)
16:00~ HAYABUSA 帰還編(45分)
6月のライブ投影…平成23年 6月 12日(日)
◆今日の星空~2つの三角と惑星たち◆
10:30~ 今日の星空 ライブ投影(15分)+星の森(30分)
12:00~ HAYABUSA 帰還編(45分)
14:00~ 今日の星空 ライブ投影(15分)+銀河鉄道の夜(30分)
16:00~ HAYABUSA 帰還編(45分)
まだまだ修行中のプラネタリウムスタッフ一同ですが、
「何度でも見たい!プラネタリウム」を目指しています。
普段よく見に来てくれる方、初めて行くけど、何を見よう?という方、
第2日曜のプラネタリウムは、普段と一味違った投影が楽しめます。
ぜひお越しください。
(企画普及グループ 光澤)
HAYABUSA Back To The Earth ―帰還バージョン―
好評につき上映期間の延長が決定しました!!!
※詳しい番組スケジュールは、近日中にウェブサイトにも掲載します。
今年1月から投影しているHAYABUSA Back To The Earth ―帰還バージョン― は、投影開始以来、
お陰さまで大変好評をいただいています。皆さんからの応援のお陰もあってこうして30mドームでの
HAYABUSA投影が実現し、さらに新年度も引き続き投影できることを、ほんとうに嬉しく思っています。
HAYABUSA のプラネタリウム番組は2010年6月のはやぶさ帰還以前からすでに全国各地で大評判と
なっており、当館での上映開始が決まるずっと前から、かつて無いほどの注目(投影リクエストの声)が
来館者の方たちから寄せられていました。ちなみに、、先日の投影後のアンケートでも、「以前、
HAYABUSA投影のリクエストをした者です。…」とのメッセージを寄せてくださった方も!
愛媛科博での投影実現をずっと願い続けてきた思いは、私も同じです。 そして投影が実現した今、
いろんな形ではやぶさを応援し、HAYABUSA全天周番組の魅力を共有していける仲間がいつも
身近にいる(来館者のみなさんのことです!)ということは、何よりうれしく、また心強いものです。
(アンケートの言葉に共感したり来館者の方たちと投影後に直接お話ししたりできるのが、
個人的にひそかな楽しみだったりします^^)
県外から、うちの館のHAYABUSAを観に来てくださる方もいらっしゃるようですね。
しまなみ海道経由で来られる方は、今治名産のタオル持参をお忘れなく!? ( ^ー゚)
もしくは、まだ観てない!という方、これまではそんなに興味を持っていなかったと
いう方にも、ぜひお勧めしたいです。 はやぶさが見た宇宙の光景が、きっとあなたの
期待を上回る臨場感で目の前に広がります。どこよりも大きなスケールで再現された
はやぶさの旅の軌跡(&奇跡!)を、ぜひあなた自身で体感してください!
そしてみなさん、よろしければ投影後のアンケート(プラネドームのロビーに設置
しています)などで、引き続き声をお聞かせくださいね。
(企画普及グループ 井上)