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すでにたくさんの方に体験していただいた「フラワー万華鏡」
いろいろな自分だけの万華鏡を作り上げて、たくさんの笑顔に出会えましたよ。
今回は、万華鏡作りの様子も紹介しながら、作り方をかんたんに解説しますね。(写真のセリフは実際の会話とは関係ありません。)
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「私はここまでもうできたよ。でもお兄ちゃんは最初から作ってるからすごいね。」
「へへ。ここはね、3枚の鏡をテープですき間がないようにはらないといけないからむずかしいんだよ。ちゃんとできあがるまでお兄ちゃんがんばるよ。」
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「三角に組み立てて、テープを巻き付けると、だいたい万華鏡の形が見えてきたわ。のぞいてみると人の顔がたくさん見える。」
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「ここは一番大事な部分だから、しっかりと止めておこう。」
「最初から作ると、万華鏡のしくみがよく分かるね。ここまでくれば、ほぼほぼ万華鏡かな。」
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「お姉ちゃん!僕はもう完成だよ!見てみて。きれいだよ。」
「あ〜あせる。両面テープの裏紙がなかなかはがれないよ~。」
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「まっすぐはろうとしているのに、両面テープがへんなところでひっついちゃうよ。」
「ていねいにしないと、ななめになったり、しわしわになったりしちゃうね。」
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「グルーガンを使ってひっつけるのは、熱くてあぶないからお父さんがんばってね。」
「お母さん。わたしの万華鏡もちゃんとくっつけてね。できあがるのが楽しみ~!」
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受付をしていてふとワークショップを見ると、たくさんの親子が向かい合って万華鏡を作っていました。
和気あいあいとしてとても楽しそうですね。
みなさん、万華鏡作りに来てくださいね。
待ってま~す! (企画・伊藤)
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10月8日(月)現在、「鈴木明子の万華鏡ワークショップ」の「1回目:ねんどでコネコネ万華鏡作り」の募集を継続しております。募集内容と応募方法、現在も募集しているかどうかの確認方法は、この投稿の最後に掲載していますのでご覧ください。
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特別展「魅惑の万華鏡ミュージアム」
の受付で、「ねんどでコネコネ万華鏡作り」の作品例(向かって左側)を展示しています。
くるくる回しながらのぞいてみてください。すると……!?
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まったく違う模様に見えますが、同じ万華鏡をのぞいたものです。
どの模様もとても幻想的でキレイですよね。
ここにあるような写真はスマホでかんたんに撮影できますし、明るい場所で見るとよりいっそうきれいに見えますよ。
ワークショップに参加すれば、作家さんの用意した材料とご指導がありますから、ワンランク上の万華鏡が期待できますね!
◆では募集の内容と応募の方法をご紹介します。
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◆これは、科博HP(特別展「魅惑の万華鏡ミュージアム」のチラシ)からの転載です。
◆科博HPから直接お申込されたい場合は、特別展「魅惑の万華鏡ミュージアム」のチラシ←これをクリックして、開いたページの最後にある「★お申し込みフォームはこちら」からご応募ください。
◆特別展「魅惑の万華鏡ミュージアム」のチラシでは、現在募集をしているかどうかもご確認できます。(上の画像の〈応募受付継続中〉〈応募受付は終了いたしました〉のように表示されます。)
たくさんの方のご応募をお待ちしております。
(企画・伊藤)
「お母さん。ほら!見て見て!」
「わあ、ほんとにキレイね。」
「ちょっと、回してみてごらん。」
「模様が変わって、もっともっとキレイ!」
「何が見えるん?早く僕にも見せてよ。」と、そんな会話が飛びかうワークショップ会場です。
「フラワー万華鏡」であなただけの花を咲かせてみませんか?
※スマホで撮影するとこんな感じ!!
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プチ万華鏡工作「フラワー万華鏡を作ろう」
●開催日:9/22(土)~11/11(日)の毎週土日・祝日
●時間:13:30~16:30
●材料費:300円 先着100セット/日
●場所:エントランスホール
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【参加者の作品です】
まさに個性の花が咲き乱れていますね!
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(企画・伊藤)
8月23日(木)から9月3日(月)まで、愛媛県総合科学博物館で博物館実習が行われました。(8月28日・29日の休みを除いた10日間)
この中から、博物館の仕事の紹介も兼ねて、幾つかの活動をピックアップしていきたいと思います。
▶初日から4日目までは、「館内案内」と「サイエンスショー」「プラネタリウム」「ワークショップ」「博物館講座」などの「教育普及事業」(博物館の資料収集や調査研究成果を一般の人に返し広めていく活動)とその活動のために必要な「接遇研修」を行いました。
【サイエンスショーの見学】科博では毎週金土日祝にサイエンスショーを行っています。現在のショーのテーマは「熱」。「あついつめたいふしぎ実験ショー」と題して、サーモグラフィー、ドライミストなどの機器の他、学芸員手作りの実験機器を駆使して来館者の好奇心を呼び起こし、みんなで参加して、実験を楽しみます。実習生はショーが出来上がるまでの仕組みを学び、実際のショーを見学して教育普及の効果を確かめました。
【星空解説の発声練習】プラネタリウムでは世界最大級の投影スクリーンにハイブリッド式の投影機を用いて、まるで宇宙にいるかのような壮大な星空体験をすることができます。実習生は実際の星空解説を見た後、原稿の素読み、発声練習などの基礎的な練習をし、分担をして星空解説の原稿を作成しました。最後は観客のいる中で原稿を読み上げる体験をしました。
【博物館講座】科博では、「教育普及事業」の一つとして、「自然」「星空」「科学工作」「科学実験」「産業」などのさまざまなテーマで博物館講座を開いており、実習生は運営補助として、講座に参加しました。
【沖縄カンカラ三線を作ろう】沖縄三線を蛇の皮ではなく空き缶(カンカラ)でつくる科学工作の講座です。実習生は前日に三線の歴史と作り方、工作機械(ボール盤、糸鋸)と使い方を確認し、参加者に説明する三線のしくみや歴史の資料作りをしました。当日は材料の切断、穴開け、組立、調弦などそれぞれの工程で参加者の補助を行いました。
【多喜浜塩田を学ぼう】かつて繁栄した多喜浜塩田の持つ有形無形の産業遺産を守る活動を行っている多喜浜塩田資料館建設推進委員会にご協力をいただき、多喜浜公民館、多喜浜塩田資料展示室、ソルティ多喜浜、塩の学習館で博物館講座を開きました。
実習生は駐車場案内から受付、塩作り体験などの運営補助を行いました。活動をしている中で、地域の誇りを受け継ぎ、活性化につなげていきたいという地域の人々の熱い思いに触れ、地域の博物館としての役割について考えさせられたようです。
▶5日目からは、博物館ならではの機能と言える「資料の収集・整理・保存」と「調査研究」の実習を行いました。
【資料の収集・整理・保存と調査研究】科博では、例えば写真にあるように「アサギマダラの渡りに関する調査研究」「博物館近隣の植物標本の作製」「渦井川の水生昆虫の定点採集調査」「博物館周辺の昆虫標本の作製」「伝統漁法の漁具の洗浄と整理保存」などの活動を行っています。
実習生は前から2つの講義を受けたり、体験をしたりしました。「アサギマダラの渡りに関する調査研究」では、科博でもフジバカマを栽培してアサギマダラの誘引・記録・マーキングしていることに触れ、海外を含めた情報のネットワークで共有されていること、それをもとに調査研究が少しずつ進んでいることを学習しました。ふだんは来館者の目に触れることのない活動ですが、地道な作業の積み重ねの上にいろいろな研究者の活動や博物館活動が成り立っています。
▶実習も残り数日となって、「展示活動」の実習へ移り、「企画展の企画書制作」に向けての活動が中心となりました。
【展示企画調査実習】常設展示の科学技術館の展示を見て回り、なぜこういう展示になっているのか、修正すべき点はないかについて意見を出し合いました。その結果、展示物の配列、高さ、向き、照明、表示など、どの段階でも安全性と展示の効果を考慮する制作側の視点を学ぶことができました。
それを踏まえた上で、実際の展示物にどんな表示を入れたらよいか、どんなプロモーションビデオを提示したらよいかをグループに分かれて製作しました。
【展示資料製作実習】続けて実際に使う展示物の製作も行いました。9月22日(土)〜11月11日(日)開催の「魅惑の万華鏡ミュージアム」の中に「万華鏡サイエンス」のコーナーがあり、2ミラーの角度(22.5度30度45度60度72度90度)によって見え方がどのように変わるかを例示する展示を作りました。来館者が楽しめるものを考えながら、ミラーの中に入れて映り方を試すオブジェも作りました。
【企画書の課題発表】実習の最終日に、企画書のプレゼンテーションと意見交換を行いました。共通のテーマは「海」。実習生はそれぞれの視点で、海とその知られざる世界に対していかにして来館者の興味関心を引き、楽しんで展示を見たり、体験したりしてもらえるかに苦心した様子がよくわかりました。
実習生の皆さん、10日間の実習、お疲れ様でした。
このように、博物館は「資料の収集・整理・保存」「調査研究」「展示活動」「教育普及事業」4つの主な活動に、「地域に開かれた博物館としての役割」「県の中核博物館としての役割」を担いつつ日々の活動を行っています。
この写真は、博物館講座「沖縄カンカラ三線」を作ったときの記念写真です。参加者をはじめ、学芸員、実習生、高校生ボランティアの方々も交えて、みなさんが笑顔の写真を撮ることができました。これは「教育普及事業」単独ではなく、博物館の持つ全ての機能を集約した結果できたことだと思いますし、これに関わったみなさんの温かいご協力のおかげで生まれてきた笑顔ではないかと思います。(企画・伊藤)