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渡るチョウ「アサギマダラ」の観察日誌2011

自然研究科 学芸員 大西 剛
アサギマダラはマダラチョウ科に属する大型の美しい蝶です。成虫の姿は初夏から晩秋にかけての長い期間見ることが出来ます。この蝶の最も興味深い点は、非常に長距離の渡りを行うことにあります。この実態を明らかにするため、1980年に全国で始まったはねに印(マーク)を書いて飛ばすマーキング調査によって、日本列島を春は南から北へ、秋は北から南へ移動をしていることが分かってきました。現在も毎年全国各地でマーキング調査が行われています。
アサギマダラのマーキング
愛媛県では、1997年にはじめてマークされた個体が再捕獲されて以来、県に関する移動記録及び標識記録が、日本鱗翅学会が発行するアサギマダラ年鑑や、Web 上で運営されるメーリングリスト等を通じて発表されるようになりました。
博物館の敷地内でも、アサギマダラが好む植物のフジバカマを春に植えていました。そして、白い花が咲き始め、10月上旬頃からアサギマダラが飛来しはじめました。
博物館に飛来したアサギマダラ
また、東温市皿ヶ嶺風穴周辺で博物館講座「渡るチョウの観察」も行いました。

本ページは、博物館講座の実施風景や博物館に飛来してきたアサギマダラの様子を撮影した後、マーキング編、蝶が花の周りを舞う風景編の2カテゴリーに編集した映像を見ていただきながら、アサギマダラの生態やマーキング方法について興味を持っていただくことを目的としております。長距離を渡る美しい蝶の魅力をお伝えすることができればと思っております。
マーキング 編(5分50秒)
蝶が花の周りを舞う風景 編(3分31秒)

◆◇ さらに詳しく知りたい方はこちらをクリック ◇◆
アサギマダラのマーキング調査について(学芸員のおもしろ実験&研究)
アサギマダラの移動に関する愛媛県の記録(学芸員のおもしろ実験&研究)
アサギマダラの移動に関する愛媛県の記録(研究報告第9号)


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