今年3月の有珠山、7月の三宅島での相次ぐ噴火に、日本が火山国だということを再認識した方も多いのでは?火山活動は、地下にあるマグマの動きが引き起こすもので、地球内部の様子や活動を知る手がかりとなります。噴火の様子に驚異するばかりでなく、この機会に、私たちが暮らしている大地の下で起こっている地球の活動に目を向けてみては。
写真は、私が今年7月に北海道虻田町を訪れ撮影したもの、下記はそのときのメモです。
「7月21日、有珠山の麓・洞爺湖温泉街。噴煙を目の前に、火口と街のあまりの近さに驚いた。写真撮影場所から約600m、街の端から約200mの地点で噴火しているが、もっと近くに感じた。依然、水蒸気爆発が続いており、水蒸気を主体とする白い噴煙があがっている。わずかに火山灰が降り、硫黄のにおいがしている。」
(学芸員 山根 勝枝)
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金比羅山火口群から上がる噴煙 |