●寄贈資料紹介 | |
航空の歴史を語る「木村コレクション」 3月17日(日)〜4月14日(日)、館蔵品展『翼大空へ ―航空機と空港を知る―』を開催しました。その中で、航空関係の新聞記事スクラップと本、冊子類を集めた『木村コレクション』の一部を展示しました。 コレクションの寄贈者は、兵庫県西宮市在住の木村日出雄さんです。木村さんは愛媛県出身で、現在67歳です。子供の頃から飛行機好きで、日本航空に勤め、海外にも多く勤務されました。日本航空を退職された後も、新聞記事のスクラップを続け、昨年3月に当博物館にコレクションを寄贈されました。 コレクションの数は、新聞記事のスクラップブックと本、冊子類を合わせて292点です。スクラップブックは143冊あり、ハイジャック、事故、一般に分類されていて、それぞれ15、39、89冊となっています。寄贈していただいたスクラップブックの作成時期は、昭和38年から平成13年までですが、現在もスクラップを続けられているそうです。本、冊子類は149冊あり、一般には手に入らない日本航空社内報、日本航空OB会会報や運輸審議会半年報も含まれています。
飛行機は、昭和40年頃は高価な交通手段で、利用しにくいものでしたが、現在では遠くへ移動する時はよく利用されるようになりました。このコレクションでは、その変化を読み取ることができます。 |