野外で出会った植物を、図鑑で調べていては日が暮れてしまいます。後で調べるために、観察日記をつけましょう。日記と言うほど大げさなものではなく、植物観察専用のメモ帳を持ち歩き、日付と場所、気になる植物の特徴を書くのです。例えば、花びらの枚数、形、色、葉の付き方やその形など、その植物全体をくまなく観察して、とにかく気づいたことを何でも書き留めます。また、メモと一緒にスケッチもするよう心掛けましょう。下手でも自分に解るように書けばいいのです。じっくりと観察した植物は家に帰ってメモを見れば、おのずとその姿を思い出すことができるでしょう。そうすれば図鑑で調べることが楽になります。
植物を採集して標本を作ったり、写真をとる方法もありますが、まずは観察日記をつけることが基本になります。 |