ここにも科学

 やってみよう、冬の実験
進 悦子

ふわふわチョウチョをつくろう

 空気が乾燥する冬は、パチパチッ!と放電する静電気が気になりますね。しかし、この静電気をうまく使うと、楽しいおもちゃが作れます。静電気によってふわふわと宙を舞う、かわいいチョウチョを作ってみましょう。

 
[用意するもの]
ビニール袋(スーパーのレジ袋など) 、水道パイプ、ティッシュペーパー、ハサミ


ビニール袋を3cm角に切って、チョウチョの形に切る。

ビニールのチョウチョをティッシュペーパーでこする。

水道パイプをティッシュペーパーでしっかりこする。

チョウチョを放り、下からこすった水道パイプを近づけると、チョウチョが下に落ちずに、ふわふわと飛び続けます。

 静電気は、何かと擦れることによりプラスもしくはマイナスに帯電します。ティッシュで擦られた水道パイプは、マイナスに帯電します。ビニールのチョウチョも、ティッシュで擦るとマイナスになります。マイナス同士を近づけると反発して、チョウチョはふわふわと浮かぶのです。  ものによって、どっちがプラスになるかマイナスなるかが変わります。ガラス棒をティッシュを擦ると、ガラス棒はプラスに帯電し、ティッシュはマイナスに帯電します。

しん・えつこ/主任学芸員・科学担当


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