1.背景 約10年前に、焼き鳥クッカー (写真1) というソーラークッカーを製作していました。そのクッカーの鏡には、透明アクリル板にアルミ蒸着させた反射率の優れた鏡を使っていて、面積が小さいながらも高効率なソーラークッカーでした。今回新しいソーラークッカーを製作するに当たり、その鏡を使用し適度な受光面積があれば十分な火力が得られるソーラークッカーが製作できると考え、てんぷらも調理できるクッカーを目標に取り組みました。
2.目標
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太陽の光で てんぷらを揚げよう |
科学クラブ 黒瀬康正 |
1.背景 約10年前に、焼き鳥クッカー (写真1) というソーラークッカーを製作していました。そのクッカーの鏡には、透明アクリル板にアルミ蒸着させた反射率の優れた鏡を使っていて、面積が小さいながらも高効率なソーラークッカーでした。今回新しいソーラークッカーを製作するに当たり、その鏡を使用し適度な受光面積があれば十分な火力が得られるソーラークッカーが製作できると考え、てんぷらも調理できるクッカーを目標に取り組みました。
2.目標
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3.主な仕様
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4.作り方
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5.ソーラークッキング 2010年5月3日に愛媛県総合科学博物館で開催されたイベント「わくわくミュージアム」でソーラークッキングを行いました。 (写真14)
当日は晴天に恵まれ、最高のソーラークッキング日和となり、朝10時よりクッキングを開始し、終了の3時までクッキングを行うことができました。博物館エントランスホール入り口横でクッキングを行い、大勢の来館者の方に見ていただくことができました。 |
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使用したクッカーは、
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メニューは、
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[1]反射型多面体クッカーでは、 機器の構成は、鏡本体と+フライパン等の支持装置から成ります。支持装置は、カメラ用三脚に木製の棒を付け一方にフライパン又は鍋を、もう一方にはバランス用の錘として水を入れたPETボトルを付けています。 (写真,15) まず、肉を焼いてみました。ソーラークッカーで加熱したフライパンに肉をのせると、ジューと音がして、肉がすぐに焼けてしまいました。 (写真,16,17) さらに目標であった炊飯とてんぷらに挑戦してみました。炊飯は、小型の黒く塗ったアルミ鍋で、1合のお米を炊いたところ、17分で炊き上がりました。 (写真18) |
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てんぷらも、同じ鍋で肉詰めレンコンを揚げてみました。食品を入れた状態でもなたね油の温度を約190℃に保つことができ、こんがりと揚げることができました。油だけだと、240℃まで温度が上がりました。 (写真19) |
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[2]西田式大型反射型クッカーでは、 たい焼きやホットケーキを焼きました。面積が大きいので強い火力が得られ、たい焼きも難なく焼けました。 (写真20) |
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[3]エデュクッカー003では、
ささみ蒸し、焼き芋を作りました。アルミホイルの片面が黒く着色された東洋アルミエコプロダクツ(株)から発売されている「石焼芋黒ホイル」でささみを包み、クッカーに入れて加熱しました。これを使えば容器を使わずに短時間においしく調理できることがわかりました。非常に有効なものだと思います。 (写真21) [4]自作熱箱型クッカーでも、
こちらも同様に黒ホイルで、サツマイモを包んで焼きました。いつもより早くおいしく焼き芋ができました。 |
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今回のクッキングは最高の天気となり、まったくストレス無くクッキングができ、楽しい一日を過ごせました。皆さんもソーラークッカーを作って、晴れた日にはソーラークッキングをやってみませんか。
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6.クッキングに参加した方々 (ありがとうございました。)
7.参考にした情報
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