科学クラブでは、科学イベントや工作教室などで、発泡スチロールを薄くスライスした板で作ったアルソミトラの種のグライダーをよく作ります。(発泡スチロールスライサーについては、こちらで紹介しています)このグライダーは、滑空する様子を長時間観察できるので、科学イベントでも人気のある工作の一つです。ここでは、大人気の「昆虫グライダー」とよく飛ぶための秘訣をご紹介します。
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グライダーはアルソミトラというウリ科の植物の種の形をヒントにしています。写真1はアルソミトラの種の実物です。種グライダーはこの形を似せて作っています(写真2)。グライダーが滑空するとき、板の重心より前側に揚力の中心がくるので、先端にカットしたビニールテープを貼って重りを付けてバランスをとります。そして、写真3のように斜め下に向けて指を離すようにして飛ばします。
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けれども、種の形をしていなくても高性能なグライダーはできるのです。横長の形であれば、フラフラせずに遠くまで飛びます。また、前が尖っていれば、重りが軽くてもバランスがとれて、ゆっくりと飛ばすことができます。
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科学クラブでは、カブトムシやセミの形を模した「昆虫グライダー」で工作教室を開いています。どれも子ども達に大変人気があります。科学クラブや科学博物館のイベントなどで、ぜひ皆さんも昆虫グライダー工作に挑戦してみてください。
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