●実験「あなたは右利き?左利き?」 |
|
私たちのからだには手、足、目など左右に1つずつのものがあります。そしてよく右利き左利きといいますね。あなたはどちらですか?ちょっと調べてみましょう。 |
意識せず自然に両手で手を組んで 見てください。どちらの手が上にきましたか? |
左手の親指が上なので左利きです |
今度は腕を組んでみましょう。 |
上に来た方が利き腕です |
上に来た方の手が利き手、利き腕になります。右の親指が上に来たら、右が利き手ということです。反対にしてみると、変な感じがしますね。私たちは無意識に右と左を使い分けているのです。ちなみに、写真の実験している人は、学芸員の藤本さんです。
利き手、利き腕は、脳に支配されているといわれています。体の右の神経は左脳、左の神経は右脳と交差してつながっていて、刺激はそれぞれのルートで脳に伝わっています。左脳は言語脳、右脳は芸術脳と言われています。左側は言葉や物事を考える機能を受け持ち、右側は音楽や空間把握、直感能力という役割を分担しています。実験で右利きだった人は論理的思考の得意な学者タイプ、左利きの人はひらめき、創造力に優れた芸術家タイプかもしれませんね。しかしこの実験、前に博物館のサイエンスショーにて、みんなでやってみたのですが、すべての人がこれにあてはまるとは限らないようです。残念ながら詳しいことはまだ完全には解明されていないのです。 |
●実験「利き目を調べよう」 |
実は、目にも「利き目」があるのです。指を一本出して両目を遠くの目標物に合わせます。そのままの状態で片目ずつつぶって、指と目標物がずれるかどうかを調べます。ずれない方か利き目になります。どっちが利き目でしたか? |
|
|
遠くにあるものと自分の指を、両目で見ながら重ね合わせます。その状態で、片目をつぶって見てみましょう。重なったまま見えた方が利き目です。 |
私たちは両目でものを見る時に、どちらかの目を軸にしてもう一方の目で立体的に物が見えるようにしています。利き目の違いは普段の生活ではほとんど気にはなりませんが、砲丸投げや円盤投げ、フィギュアスケート等回転するスポーツで、回転方向の目が利き目だと早く認識できるので有利だといわれています。例えば野球の場合、右利きのバッターがバットを構えてピッチャーの投げたボールを見ます。その時、左目が利き目だと、ボールの動きを左目で捉え続けることができますが、右目が利き目だとボールから目が離れやすくなるそうです。 |
この構えの場合、左目が利き目の方が有利
世界中の90%以上の人が右利きというデータがあります。なぜ右利きが多いのでしょうか。人間が成長すると、言葉を話す等の左脳を使う教育を受けるので左脳が発達し、そのため左脳に支配されている右利きの人が多くなるという説もあります。ということは、大脳半球の左側が発達していれば右利き、右側が発達していれば左利きになるのかな?
人間には利き手、利き腕があるけれど、訓練すれば右でも左でも両方利き腕になるそうです。 |
戻る |
次へ |
|