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環境がわかる実験と工作


【油の有効利用】
 500ミリリットルの天ぷら油を、そのまま河川や海に捨てると、魚が住める水質にするためには、300リットルのお風呂の浴槽330杯分の水が必要といわれています。



◇油から石けん作り  
 簡単で安全な方法により、石けんを作ります。石けんの原料は、油です。廃油からも作れますから、地球環境を汚染することもなく、資源の有効利用にもなります。(写真は、廃油から作った石けん)
〈作り方〉
  1. 500ミリリットルのペットボトルにお湯50ミリリットルとオルトケイ酸ナトリウム25gを入れ、しっかり蓋をしてよく振ります
  2. オルトケイ酸ナトリウムが溶けたら、天ぷら油100gを入れます。
  3. 約20分、振り続けます。ペットボトルの内側でまだらになって落ちにくくなるまで、よく振ります。
  4. ペットボトルを切って1~2日、日のあたる場所に置きます。固まれば出来上がり。


◇油でランプ作り  
 昔から、ロウソクと同じように重宝されていたのが、油を燃料としたランプです。電気の普及により、使われなくなりました。天ぷら油で、携帯ランプを作ります。資源の有効利用になるばかりでなく、災害時の緊急の照明としても利用できます。(写真は、天ぷら油のランプ)
〈作り方〉
  1. るつぼに天ぷら油を3割程度入れます。
  2. タコ糸を束ね、クリップを通して、芯を作ります。
  3. 天ぷら油に芯を浸し、点火します。
  4. 消火は、水にぬらした雑巾で行います。
    ※るつぼは、熱くなっていますので、るつぼバサミで、触ります。

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