プラスチックを使った製品は、大変、便利です。しかし、ゴミの処理は困難です。本来は、7種類から8種類に分別しなければなりません。その理由は、燃え方にあります。プラスチックは、細かく砕いて適度な温度で燃やすことができます。しかし、種類によっては燃える条件が異なり、完全に燃やしてしまうと焼却炉を痛めたり、燃焼温度によっては、有害なダイオキシンを発生させたりする場合があるのです。 |
◇4種類のプラスチックを燃やして、燃え方の観察 |
- ポリ袋(ポリエチレン)
- 明るく燃えながらとけて、ポタポタと落ちます。
- 発泡スチロール(ポリスチレン)
- 明るい炎を出して燃え、真っ黒な煙と糸のようなススを多く出します。
- ストロー(ポリプロピレン)
- ポリエチレンとよく似ていますが、とてもいやな臭いがします。
- ビニルテープ(ポリ塩化ビニル)
- プスプスと音を出しながら燃え、ときどき緑色の光が発生します。
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酸性雨は、石炭を燃やす火力発電所や自動車から、硫黄酸化物や窒素酸化物が排出されて、大気中で化学反応を起こすことで、発生します。森林破壊、建造物侵食が起こります。汚染されていない雨水の2,000倍も強い酸性雨が発生した記録もあります。これは、レモン汁とほぼ同じになります。 |
◇酸性雨を調べる |
ビーカー内を水で濡らします。プラスチックを燃やし、煙を充満させます。水滴に青色リトマス紙をつけます。赤色に変われば、酸性を示しています。 |
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