活動報告

※画像・写真はクリックすると拡大します。

 ●寄贈資料の紹介
火力発電所で使われていたポンプ
循環水ポンプのしくみ
循環水ポンプのしくみ
 火力発電所では、石炭や重油を燃料として水を沸かします。水を沸かしてできた蒸気の勢いで、タービンが回り発電が行われます。そのタービンを回す力となった蒸気は、冷やされて水に戻り、再び使用されます。
 では、蒸気はどのようにして冷やされ、水となるのでしょう?実は、それには海水が使われているのです。その海水をくみあげるときに使われるのが、循環水ポンプです。
 今年の夏、昭和33年から昭和56年まで稼働していた松山火力発電所の撤去工事が行われました。写真の循環水ポンプは、松山火力発電所で使われていたもので、四国電力株式会社から寄贈されました。寄贈されたものにもうひとつ、汽缶給水ポンプもあります。火力発電全盛時代を支えてきたこれらの資料は、来年夏、エネルギーをテーマにした特別展で展示する予定です。お楽しみに。
循環水ポンプの羽根
循環水ポンプの羽根

 ●宇宙の日 絵画コンテスト
 9月12日が何の日かご存知ですか? 国際宇宙年の1992年に国際宇宙年協議会において、毛利宇宙飛行士が宇宙に飛んだ日、9月12日が「宇宙の日」と決定されました。一般の方々が宇宙開発に理解を深めていただくための記念行事に、当館も共感し、全国小・中学生絵画コンテストを開催しております。本年度は、愛媛県内を始め、広島県や香川県、徳島県、遠くは和歌山県より、小学生と中学生を合わせ100点もの作品が届きました。掲載の写真は、館内審査において小学生部門で最優秀賞を受賞された大場咲子さんの作品です。今回のテーマ『ここが銀河中央駅』が、黒い画用紙の上に色んな星からやって来たと思われる星人(?)を独創的に描くことで表現されています。 最優秀賞
最優秀賞
大場 咲子
西条市立玉津小学校6年生
館内審査入賞者一覧
【小学生部門】
○最優秀賞 大場 咲子 西条市立玉津小学校 6年生
○優秀賞 山本 泰宏 伊予市立伊予小学校 3年生
  田上  歩 八幡浜市立千丈小学校 6年生
○佳作 中塚 美里 長浜小学校 1年生
  岡島  望 中島東小学校 4年生
  賀川登志貴 (徳島県)堀江南小学校 4年生
【中学生部門】
○佳作 吉原 美紅 (広島県)白木中学校 3年生

 ●巡回展
第5回サイエンス展示・実験ショー  アイデアコンテスト受賞作品展
開催期間:9月28日〜10月27日
 9月28日〜10月27日の30日間、企画展示室において「第5回サイエンス展示・実験ショーアイデアコンテスト受賞作品展」を開催し、期間中3000人を超える入場者がありました。
 このコンテストは、科学技術振興事業団が全国の科学技術館等の活動支援を目的として、科学技術全般に関する各テーマを参加体験的に理解したり、興味が喚起されるような展示アイデアを募集しているもので、平成8年度より開催されており、今年度で第7回を迎えています。
 今回の展示物は、その第5回コンテストにおいて受賞したアイデアを元に製作された展示物等4点を紹介するとともに、同時開催として、がらくたの紳士やライトハープ等を展示した当館館蔵品展「光のふしぎ」も実施しました。
 これらの展示を通して、光と影がおりなす不思議で美しい現象を紹介しました。
巡回展


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