話題提供

まなびピア参加事業
南天星空紀行
―アンデスに巨大電波望遠鏡ALMAを作る― が開催されました

 10月11日(月・祝)に、国立天文台主催のイベントが当館のプラネタリウムで開催されました。日本は今、南米チリの山の上にALMA(アルマ)という巨大な電波望遠鏡を建設しています。今回のイベントでは、ALMAが建設されるチリの星空をプラネタリウムで再現するところから始まり、南天の星空からALMAの建設風景まで国立天文台の3人の研究者によって紹介されました。阪本助教授による講演では、ALMAによって見えてくる最新の宇宙の姿から地球外生命の探査まで、壮大な宇宙の話が語られました。質問コーナーでは難しい質問が次々と飛び出し、研究者たちを悩ませる一面もありました。

阪本助教授による講演風景
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公開天文台
「部分日食をみよう」実施報告

来館していた学校団体が遮光板で観察中
 10月14日(木)に、公開天文台「部分日食をみよう」を実施しました。博物館の屋上にある天文台を公開するとともに、この日の午前中に見られた部分日食の観察を行いました。
 今回の部分日食は、愛媛県では太陽の直径の約10分の1しか欠けない現象でしたが、太陽観察用の遮光板を使って肉眼で見るとはっきりと欠けている様子が分かりました。他にも望遠鏡で投影した大きな太陽の像を観察したり、ピンホールカメラの原理を応用した手作り筒や使用済みテレホンカードを使うなど、様々な方法で観察を行いました。当日は素晴らしい秋晴れに恵まれ、約70名の参加者の方に部分日食を楽しんでいただくことができました。
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博物館セミナー
「地球の記憶をひもとく」を開催しました
 9月26日(日)に博物館セミナーを開催しました。今年は「地球の記憶をひもとく」というテーマのもと、かつて地球上で繁栄した古生物の話題のほか、地形観察からかつての地震の記録を読み取るといった研究成果について講義をしていただきました。
 はじめに愛媛大学理学部の岡本隆先生から「アンモナイトの形をつくる」と題し、化石でしか見ることのできないアンモナイトという生物の特徴と、その体の構造を復元する意義についての興味深い研究成果を紹介していただきました。続いて、教育学部の高橋治郎先生から「岡村断層の活動履歴を読む〜新居浜の活断層と地震〜」と題し、地震の証拠としての活断層の観察から分かった活動記録の紹介と、これから発生が予想される地震について、わかりやすく解説していただきました。当日は60名を超える方々が先生の説明に熱心に聞き入り、活発な質疑応答が繰り広げられました。
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