やってみよう、秋の実験
進 悦子
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くるくる、ふわ〜り空飛ぶタネの模型
たんぽぽの綿毛、カエデのタネにマツのタネ、みんなちょっと変わった形をしていますね。これらのタネは、風に乗ってふわりと飛んでいったり、クルクルと回りながら落ちていったりします。楽しい動きをするタネの模型の作り方を紹介します。
[用意するもの]折り紙など クリップ ハサミ
紙をハサミで写真のように切る。
切った紙の下の部分を折り込む。
紙を写真のように折り曲げる。
下の方にクリップでおもりをつけて、
できあがり!高いところから落としてみよう。
まるでヘリコプターの羽のような動きですね。このようにクルクル回りながら落ちるタネには、カエデ、マツ、ラワンなどがあります。回転して地面に落ちる速度がゆっくりになることによって、風に乗りやすく遠くまでタネが飛ばされる可能性が高くなるのです。なるべく、たくさん、なるべく遠くに、自分達の子孫を広める為の植物の工夫なのです。
しん・えつこ/主任学芸員・科学担当
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