写真は産業館に展示されている伊予鉄道1号機関車と客車です。残念ながら本物ではなく、本物そっくりに作ったニセモノです。本物は梅津寺パーク(松山市)にあります。客車の定員は12名で今の列車と比べるととても小さな列車です。機関車もとても小さく、国鉄(今のJR)で使われていた蒸気機関車の半分くらいの大きさしかありません。こんな小さな列車でも愛媛県にとっては自慢のモノなんです。
まず、この列車は明治21年に走り始めましたが、全国で3番目の私鉄だったのです。それから、線路の幅が762mmだったんですが、日本ではこの幅の線路は多く使われましたが一番最初に使ったのがこの坊ちゃん列車だったのです。そしてもう一つ、名前のとおり夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場しているのです。この列車は昭和28年まで走り続け、愛媛県の産業や当時の人々の生活に大変役に立った、とっても自慢できる列車なのです。
この坊っちゃん列車のように、愛媛の産業の中で自慢できるモノを探して、皆さんに紹介するのが産業館の役目なのです。このページでは博物館で展示されていないモノも紹介されることもありますが、それもたくさんの自慢話をしたいためですのでお付き合いください。今日は、科学的な話になりませんでしたが、そのうち科学的に自慢話をすることもあるでしょう。またこのページによってくださいね。
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