2005年3月1日 NO.41 |
【シリーズ】 愛媛の産業遺産 タオル織機「麓式二丁筬バッタン(復元)」 |
全国的なタオル産地として知られる愛媛県今治地方では、明治27年に初めてタオルが作られ、昭和30年代にはタオル生産量が日本一となりました。現在、タオルの生産量は減少傾向にあるとはいうものの今でも日本一の産地であり、愛媛県の代表的な地場産業であることに変わりありません。 写真の「麓式二丁筬バッタン」は、明治43年に今治の綿布業者・麓常三郎氏(1868〜1929)によって発明され、それ以後、今治でタオル生産が盛んになるきっかけの一つとなりました。それまでの織機は一列のタオルを織っていましたが、麓式では一つの筬(経糸を収めて緯糸を打ち込む枠)で二列同時に織ることができるようになり、生産効率がよくなりました。 参考文献『えひめのタオル85年史』 辻 吾一,昭和57年 |
(学芸課産業研究科 学芸員 藤本雅之) |
■研究ノート | ● 愛媛県内漁業の漁具資料の収集と漁法調査 |
■活動報告 | ● ドキドキ! わくわく!エクスプロラトリアム
研修レポート ● 平成16年度の総合科学博物館 ・博物館講座、特別展・企画展、生涯学習講座 ・10周年記念収蔵品展、館長のおもしろ科学講座、など |
■行事案内 |
● 別子銅山写真展 |
■サイエンスショー | ● 春番組「みんなで予想!コロコロレース
」 └平成17年3月5日(土)〜6月17日(金)まで開催 |
■プラネタリウム | ● 春番組「土星探査機 カッシーニ」
└平成17年3月5日(土) 〜6月12日(日)まで開催 |