2000.12.1 NO.24

シリーズ まるのなか

シリーズ○のなか
「Kerr解」
 ブラックホールとは、宇宙にぽっかり空いた穴のようなモノで、光すら出られない強い重力の世界です。○の中にはブラックホールを赤道面で切った内部が模式的に描かれています。回転する重力場は、黄色の点から出た光を引きずりながら取り込むので、光は放射状に進めません。青い部分はエルゴ領域といって、かろうじて光が脱出できる最終ラインです。ここには物理学が豊富にひそんでいます。

(学芸員 久松洋二)



もくじ
■話題提供 「強い磁石とのかかわり」 学芸員 久松洋二
■話題提供 「神社に伝わる隕石伝説〜愛媛県の「星」に関する地名〜」 学芸員 鈴木麻乃
■話題提供 「タオルの柄をつくる」 学芸員 藤本雅之
■こんにちは!  展示案内員の現場から
■プラネタリウム  番組のご案内