2004年6月1日  NO.38




 夏目漱石の小説「坊っちゃん」にも登場するため「坊っちゃん列車」と呼ばれています。この機関車が走り始めた明治21年は、東海道線が前年に全通したばかりで鉄道がある地域がめずらしいという時期でした。しかも、伊予鉄道は全国で2番目に開業された私鉄でした。
 2本のレール間の距離を『軌間』と呼びます。伊予鉄道は762mmの軌間を日本で初めて採用しました。その後、昭和28年にディーゼル機関車と交代するまで60年以上の長い間走りつづけました。昭和42年には鉄道記念物に指定され、現在は松山市の梅津寺パークに保存されています。
(産業研究科 学芸員 藤本雅之)


■特集 特別展「すごいぞ!むかしの生きもの」
■話題 科学技術館産業館リニューアル
 └宇宙をめざして・目で見る素粒子/鉄道
自然館リニューアル オサガメ
■活動報告

わくわくワークショップ
企画展「愛媛の漁業〜宇和海と瀬戸内海〜」
資料「ウミガメの漂着相次ぐ」

■サイエンスショー 夏番組「ゆらゆらガタガタ バランスワールド」
 └平成16年6月12日(土)〜9月5日(日)まで開催
■プラネタリウム 夏番組「夏の星空散歩」
 └平成16年6月12日(土)〜9月5日(日)まで開催