食欲の秋にぴったりな実験をご紹介しましょう。その名も「カメレオン焼きそば」。名前のとおり、カメレオンのように色がくるくるとかわる驚きの焼きそばです。普段の焼きそばがカラフルにおしゃれに大変身!家族のみんなで、おいしく楽しく実験してください。
用意するもの |
---|
中華めん(かんすいを使用したもの) カレー粉 紫キャベツ レモン 塩、こしょう ウスターソース |
カレー粉には、ウコンが使用されています。ウコンの色素成分「クルクミン」は、酸性・アルカリ性で色が変わるという性質を持っています。
中華めんには、こしを出すために「かんすい」という食品添加物が含まれています。中華めんをゆでるときに出る白く濁った水は、このかんすいが溶け出したもので、かんすいはアルカリ性のため、これに反応してウコンは赤い色に変色したのです。酸性のソースを入れて中和することで、元の色に戻ったのです。
紫キャベツには、「アントシアニン」という色素が含まれています。中性では紫ですが、アルカリ性になるにつれて青色が濃くなり、酸性だと赤色が強くなります。中華めんの「かんすい」のアルカリ性により緑色になり、酸性のレモン汁をかけることでピンク色に変色したのです。「アントシアニン」は、茄子や紫タマネギ、ぶどうの皮などにも含まれています。